こんにちは、えむです♪
英会話教室に通っているけど、先生の言っていることがまったく聞き取れない。
英語のミーティングで、相手の言っていることが理解できなくて悔しい思いをした!
どうして英語を聞き取れないのかな?
英語のミーティングで、相手の言っていることが理解できなくて悔しい思いをした!
どうして英語を聞き取れないのかな?
本記事ではこんなお悩みを解決します。
この記事では、日本生まれ、日本育ちで英検1級を取得した私が実践してきたリスニング勉強法をご紹介します。
リスニング勉強法はシリーズでお届けします。
今回はPart1【原因分析編】です。
「聞き取れない」には様々な原因があります。
ぜひ、この記事の内容を参考にして、ご自身が聞き取れない原因を分析して、解決できるようにしてくださいね😄
❁本記事の内容
・英語を聞き取れない理由3つ【理論】
・聞き取れないのはなぜ?【原因分析】
❁本記事の信頼性
本記事を書いている私は日本生まれ・日本育ちで、英検1級を取得しています。
新卒で約10年間、私立中高の英語教員を経験後、出産を機に退職。
現在は英語力を活かしてメーカーで海外関係業務に従事しています。
Voice Tweetで平日毎朝6時半に英語音声を毎日配信中♪
一緒に発音練習をしながら、英会話のフレーズを身につけましょう✨
英語を聞き取れない理由3つ【理論】
本題に入る前にまず質問です。
あなたは下記の条件に当てはまりますか?
・英会話教室に何年も通っている
・通勤電車の中で英語音声を聞いている
・良いといわれるリスニング教材は片っ端から試した
もしあなたが、このような勉強を続けているにもかかわらず、英語を聞き取れるようにならないとしたら、次に挙げる3つに心当たりはありませんか?
確認してみてください。
1.1 英語を聞き流している
突然ですが質問です。
あなたは今、友達と電車の中にいます。
友達と会話を楽しみながら電車に揺られている中、突然友達があなたにこう聞きます。
「あっちのシートに座っている人、今、何て言った?」
想像してみてください。
あなたは友達との会話に集中していました。
この状況で👆の質問に答えられるでしょうか?
誰かとの会話に集中している時に、他のシートに座っている人の会話(もちろん日本語)が耳に入りますか?
何が言いたいかというと、
英語のリスニング学習においても、これと同じ状況を作り出している人が沢山いるのではないか
ということです。
上記の例は日本語での会話でしたが、これが母国語ではない英語だと、リスニングに集中していない状況で、聞き取れる確率はさらに低くなります。
👆の理由で、道ですれ違った人が英語で会話をしているのが聞き取れなかったからと言って、自分の英語力を否定することはまったくありません。
会話に集中していない状況では、何語だろうと、聞き取れなくて当たり前なのです。
会話に集中していない状況では、何語だろうと、聞き取れなくて当たり前なのです。
もし、スマホをいじりながらとか、お風呂に入りながらとか、料理をしながら等の「ながら学習」をするのであれば、下記のどちらかのタイプの教材がおすすめです😸
❁何度も何度も聞いて、セリフや歌詞がすべて頭に入った、お気に入りの映画や洋楽
❁日本語と英語を交互に言ってくれる単語帳や熟語帳の音声
何故ならリスニングのプロセスは、以下の2段階に分けられるからです。
① 英語の音を聞き取る
② 意味を理解する
上記2つの学習方法は、②の段階が省略できる学習法であるため、意味を理解したり、調べたりする時間のない「ながら学習」でも効果が得られやすいのです。
隙間時間に英語音声を聞くこと自体は有効ですので、教材の選び方を工夫してみてくださいね😀
❁備忘録:おすすめのリスニング教材についてはまた今度記事にします!
1.2 知らない単語や表現がたくさんある
上でも触れましたが、リスニングは「①聞き取る➡②意味を理解する」という2段階に分けられます。
当然ですが、音を聞き取れたとしても、内容が分からなければ、意味はありません。
👆同じ表現を色々なシチュエーションでたくさん聞くことによって、なんとなくの意味を理解できるようになることはあり、これも効果的な学習法です。
しかし、あまり効率的ではありませんし、会話の中に出てくる未知語の数が比較的少ない場合に有効な方法なので、初級者の方にこの方法はおすすめできません。
私も未だによくあるのですが、字幕なしで映画やテレビを見ていて、
「…うん?今、何て言った?」
・・と思って字幕付きで聞き返してみると、知らない表現だったりするのです。
話す速度やアクセント等によって聞き取りにくいこともあるのですが、私の場合は、そもそもその単語や表現を知らないというのが、聞き取れない(←正確には聞き取れてはいるが、理解できなかった)理由であることが多いです。
リスニング力UPのためには、語彙力の強化も必要ですので、積極的に語彙は増やしていきましょう。単語を学習する際は、ただスペルと意味を覚えるだけではなく、音声を聞いて確認し、自分でも発音してみるようにしましょう。
一見遠回りですが、自分で発音できる単語は聞き取れる可能性が高いので、発音練習は必ず行うようにしてください。
1.3 リスニングばかり練習している
よく、「一日〇〇分聞き流すだけで英語がペラペラになります!」のような甘い謳い文句の教材を見かけたりします。「ペラペラ」の定義にもよりますが、「そんなに簡単に話せる/聞き取れるようになったら誰も苦労しないよ!」…と思ったりします。
また、よく「英語は耳で覚える」という人がいます。
これ自体は間違いではありません。私自身も「耳コピ👂」をおすすめしていますが、誤解しないで頂きたいのは、
何の文字情報もなしに、耳コピをしてくださいと言っているわけではない
ということです。
読み書きを中心に習ってきている多くの日本人にとって、文字情報なしに英語を音だけで理解するというのは、相当ハードルが高いのではないでしょうか。
言語上達の過程においては、4技能(Reading, Writing, Speaking, Listening)のバランスがとても大切です。このことは、国の言語教育政策にも反映されつつあり、公教育における総合的な英語力向上の方向性が提唱されています👇
詳しくは後述しますが、やはり聞き取れなかった箇所はそのままにせず、字幕やテキスト等の文字情報を確認し、聞き取れなかった原因を突き止めて、克服していく作業が必要です。
もうイライラしない!聞き取れないのは何故?【原因分析】
さて、ここまでは理論編です。
ここからは実際に「あなたが英語を聞き取れない原因を分析」していきます。
(次回以降の記事内で練習しますので、今回は聞き取れない原因を分析するのみです)
まずは下の音声を聞いてみてください。
(最初の1~2分でOKです)
出典:YouTube HeForShe👆は、国際女性デーでのアン・ハサウェイさんのスピーチです。
みなさんはどのくらい聞き取れましたか?
聞き取れなかった方は、なぜ聞き取れなかったのでしょう?
下の3つに当てはまる原因はありますか?
当てはまる原因がわかったら、それぞれの下に書いた対策をやってみてください。
① 話すスピードが速すぎた
→ 再生速度を落として、もう一度聞いてください。
❁ おすすめのリスニング勉強法:ディクテーション
② 知らない単語や表現があった
→ 字幕をオンにして、知らない表現を書き出し、意味を調べましょう。
❁ おすすめのリスニング勉強法:精聴
③ ※リンキング・リダクションがわからなかった
→ 字幕をオンにしてどの音が連結/脱落しているのか、確認しましょう。
❁ おすすめの勉強法:シャドーイング
すべての原因が解決できたら、最後にもう一度聞いてみてください。
(急に聞き取れるようにはなりませんが、少し改善されるはずです)
※リンキング・リダクションについてはこちらで解説しています👇
日本人でもネイティブみたいになりたい!英語の発音を良くする方法
この記事では、日本生まれ、日本育ちで英検1級を取得した私が、ネイティブに近い発音を手に入れるために練習してきた方法をご紹介します。
❁ 原因別おすすめの勉強法(ディクテーション・精聴・シャドーイング)については、それぞれ次回以降の記事で、詳しく解説していきます。
まとめ
いかがでしたか?
色々と書きましたが・・
① 単語や文法などの基礎知識がないままリスニングの練習をしている
②「実際に聞こえる音」と「文字情報」との間にギャップがある
大きくわけると、聞き取れない主な原因はこの二つです。
「何故聞き取れなかったのか」きちんと原因分析をして、問題解決することが、リスニング力を向上させるコツですので、実践してみてくださいね!
次回もお楽しみに♡
最後までお読みいただきありがとうございました!

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